なまいきな奴めッ! これでもくらえッ!!
おわっと!
あわわー!
くらえっ!!
おっと。
ひえ~!
だいぶ元気になったじゃねーか、のぶお♪
うん。 ミカワが来てくれたおかげで、なんか勇気がわいてきたよ!
おのれーッ! ちょこまかと~・・・! くらえぇぇッ!
おッ! あぶねぇーッ!
大丈夫、ミカワ?
あぁ。 今のはちょっと危なかったが・・・、大丈夫だ。 しかし、これじゃあアイツに近づくことは難しいな。 いったいどうすれば・・・!
そーなんだよ。 アイツ魔法ばっか使ってきて、やり方汚いんだ。
ほんと、最低のくそヤローだな。
まったくじゃ。
なんかモノ凄く悪口言われてる気がするな・・・。 だがそんなの知ったことではないわー!
<バリバリーーッ!!>
おっとぉ!
どうしよう・・・。 このままじゃ、らちがあかないよ。
(そーだッ!! ミカワをネコ化させることができればッ!! ネコに与えられた天性の運動神経を利用した敏捷性があれば、アイツにきっと近づけるッ!!)
<注)ミカワはオーガ族と猫族とのハーフのため、またたびを与えるとネコ化が発現するのだ。 しかし、当の本人はその時の記憶がとぶため、そのことに気づいていない・・・>
でも、こんな洞窟の中にマタタビなんかあるわけ・・・。 はっ!∑(゚ロ゚〃) あそこにいる"猫顔"したザコ敵は・・・!? ・・・アイツを倒せばひょっとしたら!?
不意打ちゴメーンッ!! <ズバッ!>
ニ゛ャー! Σ((Φ∀Φ*))!!
<バシュゥッ!>
<テッテレー♪ のぶおは戦利品として"またたび"を手に入れた。>
やったッ!! 思ったとおりだ!o(`・ω・́) よーし、これをミカワに! ミカワ、これをッ!
ム!? なんだこの・・・いい・・香り・・・は・・・?
むにゃにゃにゃにゃ・・・!
ニャー!
やった! 作戦成功だ!
ニャニャニャー!!
な、なんだ、コイツ!? 急に動きがッ!!
ニャーッ!
速すぎて、魔法の出しどころがつかめんッ!
ニャニャーッ!! <ガジガジッ!!>
ひー! いたいーッ! やめろー!
ニャニャニャーッ!!
痛い、痛いッ! くっそ、このやろー! これでもくらえーッ!
『ねこじゃら・ファンタジー!!』
<パァァァァ!>
ニャニャニャー!!
あぁ! なんだあの大量の"ねこじゃらし"はー!? ミカワ! そっちに行っちゃダメだーッ!!
にゃにゃにゃー♪
バカめッ!! これでもくらえ!
<バコーン!>
ニャーーーーーッ!!
ミカワーーッ!!
ハッハッハーッ!!
・・・い、痛てて・・・。 なんだったんだ・・・? オレはいったい・・・!?
『エナジードレイン!』
<ズキューーンッ!>
おわッ! なんだ!? ・・・ち、力が・・・、抜けていく・・・!
ミ、ミカワー!
フハハーッ! 残念だったなー! お前の体力はこのオレ様が全部いただくぜー!
な、なんだと・・・?
これでキサマらも終わりだーー!
くっそ・・・! 力が入らんッ!
ミカワッ!!
待てぃッ!!
<スタッ>
な・・・、なんだ!? 今度は! 何者だッ!
・・・あ、アナタは・・・!? バンホー長官ッ!!
フッ。 久々の登場だ・・・。 事情はすべて外のフタミに聞いてきた。 だが、こんな状況になっているとは思いもしなかったがな。
た・・・、助けに来てくれたんですか?
当然だ。 部下のことを守ってやるのが上司の仕事だからな。
ちょ・・・長官・・・。
また1匹、愚か者が増えたか・・・。 いいだろう。 お前もいっしょに片付けてやろうッ!
1匹? ちゃんとこの犬も数えたのか? それとも数え方も知らんとは頭の悪いヤツなのか?
バカめ! そんな犬ごとき、頭数にも入らんわッ! つべこべ言わずにかかってこい!
フフ。 そーか、そういえば、この犬―"モハメドアリーナ"のマスクを取り忘れていたな♪
<パカッ>
さあ、行ってこい。 モハメドアリーナ。
ワン!
・・・フッ。 なんだ? そんなお面とったところでなんだと言うんだ・・・? 主人の代わりに命をささげられるとは・・・。 なんとも可哀想なペットだのう。
いやいや。 こやつはペットではないぞ? ワタシの護衛犬だ。
護衛犬だと・・・? フッ・・、たかが犬ごときにいったい何が・・・!? ん?
グルル・・・
さあ、久々にその力を解き放つのだ・・・。 モハメドアリーナよ。
グオォォ・・・!!
な・・・なんだ!?
<ズオォォォォ!>
わわわ・・!
おぉぉッ!?
グオォォォーーーッ!!
えぇーッ!?
やれ、モハメドアリーナ。
そんなバカなーーーッ!? まままま・・・、待ってくれーッ!!
ウォゥッ!!
うわーッ、踏まないでーッ!!
<プチ。>
・・・!
・・・!
フッ・・・。 あっけないものだ・・・。
な・・・、なんと・・・!!
もういいぞ、"モハメドアリーナ"。 元に戻るのだ。
グルル・・・!
<シュルシュルシュル・・・>
ちょ・・・、長官。 その犬・・・!?
前にも言ったであろう、私の護衛犬だと。 これがこやつの真の実力だぞ。
ヒェーッ!( ゚ ロ゚)
ワン!
おや・・・? あそこに何か光が見えるな。 ひょっとしたら、あそこが出口じゃないのか?
むむ! ほんとうじゃ! きっとそうじゃ! そうに違いない!!
まさか、本当に外に出れるとは・・・。 奇跡だ・・・。
よかったね、じいちゃん♪ チムリさん♪
ん・・・? チムリ? あ・・・、あなたは"チムリ博士"!? チムリ博士じゃないですかッ!?
ああ・・・いかにも。
まさか、こんなところにいるなんて! 数年前に消息を絶って以来・・・探し続けておりましたぞ!
そうであったか・・・。 すまない・・・。 うかつにもこんな所に入ってしまったばっかりに・・・。 長い間研究も滞(とどこお)ってしまった・・・。
いや、あなたの研究はまだ必要とされてますよ。 さあ、早く帰って大王様のところに行きましょう!
そ・・・、そんな偉い人だったんだ、チムリさん・・・。
わし、だいぶ殴ってしまったわい・・・。(´・ω・`; ) ※前回参照
そうだ! チムリさん! マモーンはッ!? マモーンはどうなったの?
ああ・・・! なんとか息は吹き返したよ。 ・・・だが損傷がひどい。 早いところ、傷をなおしてあげないと、また危険な状態に陥るかもしれん・・・。
そ・・・そんな・・・。 マモーン・・・。
・・・。
<ファァァァ・・・!>
え?
あれは・・・、例の・・・、『えだ豆の精霊』・・・?
<ファァァァ・・・>
ボクのところに戻ってきてくれたの・・・?
よかったのう・・・、のぶお。
<ファァァァ・・・>
・・・。
<バシーンッ!!>
ぶへぇッ!! なぜ殴るッ!!三)Д`)
<ファァァァ・・・>
どうやらこれで"許してやる"と言っておるようじゃ。
ハ・・・ハイ・・・。
<ファァァァ・・・>
え? この豆をマモーンに食べさせろと・・・?
<ファァァァ・・・>
わたしの持っている薬草では効きそうにないし・・・。 この精霊にかけてみるか・・・。
<パシッ>
マモーン君、これを・・・! これを食べるんだ!
ム・・・、ムー・・・ン。
<パクッ>
マ・・・、マモーン・・・。
ム・・・、ムムムム・・・! ムーン♪
マ、マモーンが急に元気になったッ!?
『 仙■』かッ!!Σヽ( ̄□ ̄ )
せせせせ、精霊よ! 助けてくれてありがとう!
<ファァァァ・・・>
ムーン♪
よし、みな思い残すことは何もないな? 全員、ここから脱出するぞ!
ふー。 やれやれだな。
よかったー。 無事に帰ってこれてー♪
久しぶりのシャバの空気はうまいのう♪
よ・・・よかった・・・!!
ムーン♪
ところで、ミカワよ・・・。
は・・・はい!
この壺はもう何十年も前から、オーガ界で使用を禁止されている・・・。 もし、これを使おうとしたのなら・・・お前ら部下といえど、厳罰を下さねばならない。
そ・・・、それは・・・!?
待ってくれ、長官! 彼らはわたしを助けるためにこの壺を使ったのだ。 彼らが来なければ、わたしはこの世界に戻ってくることはなかっただろう。 わたしの気持ちをくんで、どうか容赦してくれまいか。
・・・ふむ。 ・・・そうですね。 チムリ博士がそうおっしゃるなら。
チ・・・、チムリさん・・・。
フッ。 よかった。
むしろ、博士を救ったという点はなかなかの功績だな♪ はっはっは! よかろう、 お前らには一転! バカンスを与えてやろう!
え!?
ほんとに!? ケーキも食べ放題?
なぜだ・・・。 なぜ、バカンス=ケーキ食べ放題になるのだ・・・。
ハハハ! 任せなさい。 わたしが手配してあげるよ、のぶお君。
チ・・・、チムリ博士ーーッ! あんた最高だーッ!ヽ( ´∀` )ノ三
のぶお兄ちゃん!!
あ。 フタミちゃん♪
ごめん、アタシのせいでーッ! うえーんッ!
あ。 そっか。 いやいや、大丈夫だよ。 こうして無事に帰ってこれたしさ♪
というか、そもそも、のぶおの食い意地のせいでこうなったわけだからな。 お前が気にする必要は全然ないぞ、フタミ。
そ、そんな・・・!Σ( ̄□ ̄ )
たしかにお前の食いモノへの執念は困ったものじゃのう。
じ、じいちゃん・・・!
わたしの部下として情けない失態だな、のぶお。
ちょ、長官まで・・・。 みんなヒドいや・・・(´・ω・`)
まあまあ♪ 今思えばなかなか体験できない冒険だったじゃねーか♪
そうだね。 思い返せば、スリリングなおもしろい体験だったかも♪
冒険・・・? おもしろい体験・・・?
うん。 つぼの中はむちゃくちゃ広い洞窟が広がっててね☆ その中には見たこともない魔物とかがいっぱいいたんだよ♪ 少しこわかったけどね。
魔物~!? すごぉーい! 楽しそー!
え・・・?
アタシも洞窟探検したいー♪ のぶお兄ちゃん、連れってってー!
それは、ぜったい、ダメッ!!
は・・・はい・・・。





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