過ごしやすくなったね♪
オレは秋が好きだぜ♪
食欲そそるからね♪
お前といっしょにすんな。
えぇっ!? 他に何があるのさ!?
たくさんあるだろ・・・。 この時期に聞ける鈴虫の音色なんて風流だしな♪
<・・・りーん♪ りーん♪>
ほんとだねー。
<りーん♪ りーん♪>
それにしても・・・
なんか音が近くなってる・・・( ̄□ ̄)
うわー! なんだーっ!?
ふははははーっ!! 久しぶりだな、オニどもー! この"ポルナレフ"様がじきじきに来てやったぞー!
呼んでねーよっ!!
ひょっとしてさっきの鈴虫って、ポルナレフ君が・・・?
そぉーうだー! うまいだろー!?
鈴虫のモノマネをさせたら右に出るものはいませんよ。
”りーん♪ りーん♪” ・・・どーだ! うまいだろっ!
無駄な・・・( ̄- ̄)
このクソオニーッ!! 人がさんざん苦労して習得したのにっ!
お疲れさまでしたー♪
くっ・・・!
もう涼しくなったんだから、お前らオバケは必要ないんだって。 さっさと成仏しに帰んな。 ・・・シッシ!
勝手に季節で縛るんじゃないッ!
そりゃそうだね。 オバケの立場からしたら。( ̄ヮ ̄)
ってか、何しにきたんだよ。 また復讐しにきたのか?
・・・。
お墓にいるのがあまりにも暇なんで・・・ココに来ました。
なぜそーなるッ!!( ̄□ ̄ )
まあまあ、ジョセフさん、どーぞお茶でも♪
あ。 すいません。
しがない粗茶ですが。
いえいえ。 けっこうなお手前です♪
溶け込んでんじゃねーよ。( ̄□ ̄;)
ってお茶はジョセフの分だけかッ! オレのはッ!?
ごめん。 忘れてたー。
なんでだッ!?
ちなみに私たち、この世のものには触れないので実際には飲めませんがね♪
演技派ー♪ ジョセフさんー♪
いえいえ。 私など。
・・・なんなんだよ・・・。
そういえば最近、墓場にいても散歩してる"のぶおさん"を見ないんですよ。
のぶおは、すぐサボるからな、散歩。
ふ抜けたヤローだな、お前は。
し、失礼なっ! ちょっと気分転換にコースを変えただけだよっ! ね、コジロー。
ワン!
そーなのか。 なんでまた。
この近くに、おばあちゃんが1人で住んでるんだけど、コジローがなついちゃって。 たまにエサもくれて。 いいおばあちゃんなんだー♪
そうだったのですか。 それは、それは。
あいかわらず、お前はお年寄りに好かれてんな。
ミカワは目つきが悪いから無理だな。
てめーに言われたくねーよ。 早よ出てけ。
なんなら今度ジョセフ君もいっしょに行く?
え? おばあちゃん家ですか? いいのでしょうか、私なんて・・・? 暇なんで行きたいですが。
いやいやー、やめといた方がいーんじゃねーか。 オバケなんか連れてったら、おばあちゃん、びっくりして腰抜かしちまうだろ。
大丈夫だよ、ジョセフ君、ちっちゃいから怖くないし♪
それもそーだな・・・。 そもそも、コイツらオバケとしての威厳がまったく感じられんし。 じゃあ、コジローのお礼も兼ねて今度3人で行くとするか♪
そだね♪
わかりました♪
・・・っ。 オレも誘えッ!!Σ( ̄□ ̄;)