<たとえばこんな、いどばた☆オーガ> ~りふじんまじん編~
こ、これが"伝説の魔神"が閉じ込められているというランプ・・・
ワンッ!
さっそく、あの老人に言われたとおりにさすってみるか。 すりすり・・・
<ぼわわわわーーーーん・・・>
おぉ!! きたッ!
<ぼわわわーーん・・・>
(ドキドキ・・・)
・・・。
・・・。
お主(おぬし)か・・・。 このランプをさすったのは?
そ、そうです。 急に呼びだして申し訳ありません、魔神様。 ご無礼をお許しください。
ふむ。 いや・・・なかなかのさすり具合だったぞ・・・。 まるで美女になでなでされてるかと思ったわ。
あ・・・ありがとうございます。 このランプをなでると、魔神様まで伝わるんですね。
そーなのだ。 ワシとランプは一心同体だからな。 "なでなで"が気持ちよかったから、どんな美女なのか顔が見たくて出てきちゃったけど、お主みたいなガキんちょとはな・・・。 がっかりにも程があるぞ。
あ。 え・・・? すいません・・・?( ̄▽ ̄ )
まったく、どーしてくれるのだ。 さっきまで抱いてたあのドキドキ感&トキメキ感。 急に虚しくなってしまったわ。
そ、そういわれましても・・・。
現実とはいつも厳しいものだな・・・。 こんな事なら出てくるんじゃなかったわ、まったく。 だましおって。 うそつきめ。 詐欺の変態やろーめ。
ひ、ひどい言われようだ・・・。
虚しくなったから、ワシはそろそろ帰るぞ。 っじゃ!
ええぇッ!?( ̄□ ̄;) それは、ちょっと!! ちょ、ちょっ! 待ってッ!!
<シュルシュルシュルシュル・・・>
あぁぁ・・・、いなくなっちまった・・・。 こ、これじゃ何のために来たかわからん・・・。
クゥーーン。
ん? どーした、コジロー? なになに・・・ふむふむ・・・。 なるほどな。
<コチョコチョ>
・・・。
<コチョコチョ>
<ぼわわわわーーーーん!!>
くすぐったいから、やめんかーーーッ!
おぉ、出てきたッ!! やっぱりランプから"敏感"に伝わるんだなッ!!
ワンッ!!
こらこらーーッ!! まったく、なんて常識のないヤツらなんだーー!! 人間性を疑うわーーーッ!!
うーむ・・・。 だが、若干怒らせてしまったようだぞ、コジロー。
くぅん。
こうなったら、お前をこの剣で切り落としてからゆっくりとフレンチトーストを食べてやるぅー!! せっかくおいしくできたのにッ!! 冷めたら台無しじゃろがーッ!!
ま、待ってくれ! 魔神よ!! オレの話を聞いてくれッ!
ゆるさーん! フレンチトーストのうらみーーッ!!
フ、フレンチトーストは、後でレンジであっためてあげますから!!
ぬ・・・レンジ・・・? ふむ・・・その手があったか。 後でチンしよ。
ええ!? 思いつかなかったの・・・!!
お主、なかなかやるではないか。 名前はなんというのじゃ。
ミ、ミカワです・・・。 一応、王子やってます。
で? その王子がワシに何の用なのだ?
実は、私は王子ゆえ、この国をゆくゆくは継がなければなりません。 しかし、私はまだまだ未熟。 家臣からの信頼も乏しく、この先やっていけるか不安で・・・。
ふーん。
そこで、魔神様にお願いして一国の統治をできる"力"を私めに授けて頂けないかと!
・・・ぬ。
あなたのその何でも望みを叶える"力"で!!
・・・。
ぜひっ!!
・・・。
・・・。
王子・・・。 ミカワ王子よ・・・。 お主は間違っておるぞ・・・。
はっ。 ・・・と、言いますと・・・?
人の上に立とうとするものが、そんなことでどうするのか。 お主が国を従えたい・・・、人から信頼されたいというのなら、お主自身がまずは見本とならねばならぬ。 その見本となるはずのお主が"神頼み"ならぬ、"魔神頼み"という他力本願以外のなにものでもないバカの浅知恵みたいなことをしてどーする! そもそも、それが間違っておるのじゃッ!
そ、それは・・・!
そんなことではこの先一生、家臣からも・・・民からも尊敬されない、形だけの王になり下がるじゃろう。 それすらわかっておらぬお主に国を統治する資格はぬぁいっ!! 断じてないッ!!
ガーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!Σ( ̄□ ̄;)
お前みたいのは、フレンチトースト以下じゃ! ・・・いや、フレンチトーストの足元にすら及ばんわッ!! ありんこめッ!!
お・・・おぉ・・・。
ってことで、ワシはお主よりフレンチトーストを優先する! ではなっ!!
あ。 ちょっ・・・!
<シュンッ!>
戻るの早やッ!!Σ( ̄□ ̄;)
・・・・・・・・・。
くぅん。
コジロー・・・。 どうやらオレは間違ってたみたいだな。 いつまでも人に頼ってた・・・。 こんなんじゃ、あのヘンテコな魔神にすら見放されるのも当然だ・・・。 この問題は・・・自分で何とかする以外、他に方法はないんだよな。
くぅん。
でも、なんだか吹っ切れたぜ。 こんなオレだけど、ついて来てくれるかッ!!
ワンッ!
よし、お前はオレの信頼できる家臣、第一号だッ!! これからはお前らに頼られるよう、一生懸命がんばるからな☆
ワン♪
<ぼわわわわーーーーん!!>
これ、レンジでよろしくーーーッ!! 三( ゚∀゚)ノ ノ旦
取りに帰ってたんかいッ!! (゚Д゚ノ)ノ

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